ゼミ第6回

時間

18:30- 20:00

参加者

  • zab
  • 柴犬レオ
  • nodomi

発表範囲

  • 柴犬レオ
    • 13.1 ワイエルシュトラスの定理の説明

話し合われたこと

柴犬の疑問:

関数環の定義

定義

Xをコンパクト距離空間, とする.C(X)Xから実数への連続写像全体の集合とする.空でないAC(X)に含まれる関数f,gAに対し,和・スカラー倍・積を (1)(f+g)(x):=f(x)+g(x)(2)(cf)(x):=cf(x)(3)(fg)(x):=f(x)g(x) で定義したとき,Aを関数環という.

において,(2)の条件は(3)でf(x)を定数関数f(x)=cとしたときの特別な場合なのではないか?

結論

(1),(3)の条件だけでは定数関数がAかどうかはわからない. つまり,(2)の条件は必要.

たとえば定数項が0である多項式全体をAとおくと任意のf,gA に対し,上の定義での和と積に関してf+g,fgAであるが,定数関数はAに入らない.

特に,cR,xAのとき,cxAであるような集合Aを考えたいが,(1),(3)の定義だけからは2xAとはいえない.(ただし,この例ではcxが,定数校が0である多項式全体に含まれるので2xAとなることはいえる.)

次回の範囲

  • 柴犬レオ
    • 13.2 ストーンの定理
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