時間
18:30- 20:00
参加者
- zab
- 柴犬レオ
- nodomi
発表範囲
- 柴犬レオ
- 13.1 ワイエルシュトラスの定理の説明
話し合われたこと
柴犬の疑問:
関数環の定義
$X$をコンパクト距離空間, とする.$\mathcal{C}(X)$ を$X$から実数への連続写像全体の集合とする.空でない$\mathcal{A} \subset \mathcal{C}(X)$に含まれる関数$f, g \in \mathcal{A}$に対し,和・スカラー倍・積を $$ \begin{align} (f+g)(x) &:= f(x) + g(x)\tag{1}\\ (cf)(x) &:= cf(x) \tag{2}\\ (fg)(x) &:= f(x)g(x)\tag{3} \end{align} $$ で定義したとき,$\mathcal{A}$を関数環という.
において,(2)の条件は(3)で$f(x)$を定数関数$f(x)=c$としたときの特別な場合なのではないか?
結論
(1),(3)の条件だけでは定数関数が$\mathcal{A}$かどうかはわからない. つまり,(2)の条件は必要.
たとえば定数項が0である多項式全体を$\mathcal{A}$とおくと任意の$f, g \in \mathcal{A}$ に対し,上の定義での和と積に関して$f+g, fg \in\mathcal{A}$であるが,定数関数は$\mathcal{A}$に入らない.
特に,$c\in \mathbb{R}, x \in \mathcal{A}$のとき,$cx \in \mathcal{A}$であるような集合$\mathcal{A}$を考えたいが,(1),(3)の定義だけからは$2x \in \mathcal{A}$とはいえない.(ただし,この例では$cx$が,定数校が0である多項式全体に含まれるので$2x \in \mathcal{A}$となることはいえる.)
次回の範囲
- 柴犬レオ
- 13.2 ストーンの定理